下の表にあるように、打ち放しコンクリートは様々な原因によって、タイプの異なる劣化現象を起こすため、
打ち放しコンクリートへの施工は、施工業者や塗装業者が最も気を使う仕事です。
劣化要因 |
劣化要因 |
劣化要因 |
中性化 |
大気CO2、SOx |
鉄筋の腐食、浮き、ひび割れ、剥落等 |
塩害 |
飛来塩分C1- |
鉄筋の腐食、浮き、ひび割れ、剥落等 |
アルカリ骨材反応 |
骨材Na+、K+ |
ひび割れ、ポップアウト等 |
凍害 |
凍結融解 |
ひび割れ、スケーリング・ポップアウト等 |
太陽光(日射) |
温度上昇、紫外線 |
脆弱化、ひび割れ等 |
化学的変化 |
酸性雨、化学物質 |
脆弱化、鉄筋の腐食化 |
火災 |
加熱温度上昇 |
ひび割れ、強度低下、爆裂等 |
その他 |
不同沈下、地震力 |
ひび割れ、コンクリートの剥落等 |
様々なタイプの劣化現象があるため、その保護コートには様々な性能が要求されます。
SGコート打ち放し用は、打ち放しコンクリート面の保護に要求される9つの効果を持つため、
保護コートとして最適な塗料となっております。
SGコートの空気浄化
車の排気ガスなどから発生する窒素酸化物(NOX)や硫黄酸化物(SOX)。
これらは、酸性雨や光化学スモッグの原因といわれています。
SGコートは光触媒作用により、これらの大気汚染物質を分解して浄化します。
植林をして空気を浄化するように、塗ることで空気を浄化するSGコートが実現するエコロジーです。
ランニングコストを大幅に低減
従来塗料の塗り替えサイクルは7~10年。
SGコートは強い耐久性を持ち、汚れにくい外壁を保つため、塗り替えサイクルを15~20年以上にすることが
出来ます。
SGコートは、塗り替え回数を半分以下にすることで、大幅なランニングコストの低減を実現します。
CO2排出の低減
SGコートを塗ることで、塗り替え工事の回数が大きく減ります。
工事に関する車輌、重機の使用を減らすことで、CO2排出の大幅な低減を実現します。
SGコートと描画補修の組み合わせで、経年変化による退色、傷や落書きなどで汚くなってしまった
打ち放しコンクリートから、新築時の表情を取り戻します。
1・ランニングコストの削減
SGコートの塗布により、経年変化が起りにくくなり、メンテナンス費用を大きくおさえられます。
2・濡れ肌防止
補修後は降雨時の吸水を防ぐため、雨の日の濡れ肌を防ぎ、美しい美観を保ちます。
3・コンクリートの保護作用
補修後は中性化等の劣化要因に強くなりますので、ひび割れや剥落等が起こりにくくなります。
どんな色調のコンクリートにも対応が可能です。また、新築物件の部分補修にも対応できます。
板目模様のついたコンクリートを用いた施設の耐震補強工事等で、元の表情と大きく変わってしまった施工部を
塗装によってなじませます。
歴史のある建造物の趣を壊すことなく、耐震補強や改築などを行えます。
某施設で行った修復塗装の画像です。
耐震補強を行った箇所は、左側の画像のように、経年変化による変色がおこったコンクリートと、
新たに施工したコンクリート部で大きく色が変わってしまいましたが、施工部周囲の表情を写すことで、
補強によって生じた違和感を消すことができます。